コメディー ~その効果と意義について~
皆さん、こんにちは!今日は、台本づくりに関して、書きたいと思います。(演劇をされていない方も、ぜひお読みください。)
私は、一人芝居において、あるいは数名の俳優との共演のおける芝居において、創作で台本を書く、あるいは書くことを求められる場合が多いです。
その台本を創作する際、『コメディー的要素を加味すること』を私は得意としています。
たとえば、ある会話劇に関して洒落や会話の妙をいれてコメディーにする。(=笑いにする)
ひとつの説話をモチーフにしたとき、展開をアレンジすることでコメディー的要素を入れる。
あくまで、物語で何を言いたいのか・表現したいのか、その本質はそのまま。そこにペーソス溢れた笑いを入れることで、観客をより魅きつける。
このようにコメディー的要素を組み入れることに喜びを感じたりもします。
加味するのは、結構難しいものです。物語の流れを断ち切らないようにすることが大前提。
あと、当然ですが、観客に笑いをもたらすものでないといけない。
しかし、そのコメディーを台本に加味し、観客の前で演じて成立した場合、私はとても喜びを感じます。
最近、なぜ私は、この『コメディー』にこだわるのかと疑問に思いました。
なぜでしょう?
その大きな理由として、コメディーというのは、すなわち『エンターテイメント性』に直結していることだと思います。
つまり、人に笑いを提供するだけで、それだけでエンターテイメントとして成り立つこと。すなわち、『喜び』を与えること。
『エンターテイメント』=人に喜びを与えること。
これが、私が台本にコメディー的要素をひとつでも取り入れたい大きな理由だと思いました。
テレビを付ければ、お笑い芸人の方々が、いろんな番組に数多く出演されています。芸人の皆さんは、心の奥に、「人にエンターテイメントを提供する」という意欲を持ち仕事をされているのではないでしょうか。
演劇・映画・音楽・絵・伝統芸能などなど。さまざまなジャンルの表現があります。
(表現は違えど)『人にエンターテイメントを与える』という意識は、かならず必要でしょう。
『人に喜びを与える』 それは、社会に生きる人すべてに言える共通項だと思います。
すなわち、人は皆、エンターテイナー! 人は皆、アーティスト!
全ての人は、芸術家の側面を持ちながら社会を生きている。私は、そう思います。
では、皆さん、今日も人生の良きステージを!