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プロ野球ドラフト会議~『運命の一日』に賭けるスカウトたちの攻防戦~

      2016/10/21


皆さん、こんにちは!
10月20日(木曜日)、プロ野球ドラフト会議が開かれました。

プロ野球ファンが注目するドラフト候補、創価大学・田中正義投手が、どこの球団に入るかなど、話題に事欠かない今年のドラフト。

 

将来、プロ野球を背負って立つ野球人に成れるかどうか・・・。

まさに、「運命の日」が、ドラフト会議であります。このドラフト会議において、各球団のスカウトの方々の『仕事』が、鍵を握っているのは言うまでもありません。

このドラフト会議当日までに、各球団の専属のスカウトの方々は、あらゆる情報を駆使して選手を分析し、『有望株』を発見していくわけです。

 

「北海道から、沖縄まで、高校・大学・社会人の野球に取り組む数多くの選手たち」

「有名校から無名校まで、将来的にプロ野球界を支える可能性のある選手たち」

スカウトの方々は、組織的に選手を見定めていきます。

 

 

ところが、非常にシビアなのは、スカウトの方々がオススメする才能のある選手たちを、自由に獲得できないということです。

 

それは、ドラフト会議の性質上によります。

1位指名は、抽選制
2位以下は、ウェーバー順という最下位の球団から順々に指名されていきます。そのため、推薦する選手が、他の球団に先に指名されたり、抽選で外れて、別の選手を指名せざるを得なくなったりと、状況は様々です。

そして、もう一点として、チーム事情によって、求められている選手が毎年違ってくるということです。先発投手が不足している場合、即戦力の先発投手を球団は求めるでしょう。野手が足りない球団事情では、内野手・外野手を上位指名することを求めるでしょう。

スカウトの方々が、いくら、この選手を推薦しても、チーム事情によって、思惑が左右されるわけです。

 

加えて、誰を選ぶかの最終決定はドラフト当日のみ・・・。たった一日のみ・・・。
このような職業は、なかなか珍しいと思われます。スカウトの方々の一年の仕事の成果や結果は、すべて、この日にのみ決まること。

 

野球ファンとしては、「重複した指名選手を、どこの球団が、クジで当たるか!?」など、娯楽的に鑑賞します。

しかし、ドラフト会議の本質を観れば、様様な情報戦や人脈が、刻々と動いていることを知る必要はあると思います。それによって、プロ野球の奥深さを知ることになるでしょう。

 

プロ野球は、不思議な世界でもあります。
こうしてドラフト会議で上位指名された選手が意外にも活躍せず、下位指名された選手が球界を代表する名選手になったりもします。

そのとき「このような選手を、スカウトは、よく発見したなぁ~!!」とファンは感嘆します。

 

 

~「運命の日」は、あくまでスタート~
いざ球団に入団すれば、ドラフトの順位関係なく、『過酷な競争』が開始されます。

プロのスカウトによって選ばれた「エリートたち」による、熾烈なポジション争い。
スカウトの思いが籠った選手たちの野球人生の運命は、誰も知りません。

 

2016年10月20日(木曜日)にプロ野球の門をくぐる明日のスター候補たち。
私もプロ野球ファンとして、その行く末を見守っていきたいと思います。

http://2016.draft-kaigi.jp/

 

では、皆さん、本日も素晴らしい人生のステージを謳歌してください!

 

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