映画『A.I.』で魅せたハーレイ・ジョエル・オスメントの天才性

   


皆さん、こんにちは!

映画において俳優の演技から、観客は魅了され感動を生み、時にはその凄さに驚かされることも多いかと思います。いくら脚本が良くても、俳優の演技に真実味(リアリティー)が籠っていなければ、作品の質は半減します。また、素晴らしい演出家が居て、特別な演出効果を施した場合、俳優の演技が良ければ、作品の質は、さらにグレードアップするでしょう。

それだけに俳優の演技が映画や舞台における比重は相当大きいと思われます。心に残る作品には、観客を魅了して続ける『演技表現』が存在していることは言うまでもないでしょう。

 

リアリティーの伴った演技を実現するには、俳優の演技力、感性、あるいは、天賦の才能が絡み合っていることは間違いないです。どの分野でも、天賦の才能に恵まれた人はおられます。いわゆる天才と言われる方々です。マイケル・ジャクソン、イチロー選手、大谷翔平選手、リオネル・メッシ、スティーブ・ジョブス、オペラ歌手のルチアーノ・パヴァロッティなどなど一般社会の人から羨望される天才性の持ち主が現在・過去、数多く存在します。

 

今日は現存する俳優で、天賦の才能をいかんなく発揮し世界に衝撃をあたえた方を紹介したいと思います。その方が、タイトルにもあるように、ハーレイ・ジョエル・オスメントさんです。「ハーレイ少年」と言えば、ご存知の方も多いでしょう。

 

スティーブン・スピルバーグ監督作品『A.i.』でのハーレイ・ジョエル・オスメントさんの演技は、私の観点から、スペシャルなレベルにあります。この映画で、「人間と同じ愛情を持つ少年型ロボットとして開発されたデイビッド」という役を演じられています。あくまで、この役はロボットです。機械です。しかし、外見は人間そのもの。まさに人間とロボットの狭間にあるような存在です。非常に難しい役柄だと思われます。

『決して人間ではないが、ハートを持っているかのような人間っぽいロボット』というキャラクターなのです。この難解な役どころを、当時13歳で演じきっているところに、私は天賦の才能を感じざるを得ません。(普通、考えられないことです。)

 

システマティックな演技訓練を積んだ俳優の方でも、同じような役を与えられた場合、苦労するでしょう。一般的なイメージでのロボットらしい動きも出来ないわけですし、人間そのもののように演じるわけでもありません。ロボットと人間の間に立つようなキャラクターなのです。

この極めて難易度の高い役柄を演じるきったハーレイ・ジョエル・オスメントさんは、「類い稀な感性で役の本質を掴んだ」、あるいは「自分がロボットなのだと信じられる能力に長けていた」、どちらにも当てはまります。

 

アメリカには演技コーチが撮影現場においても、そばに寄り添ってサポートすることが一般的です。演技コーチのアドバイスを聞いたり、またスピルバーグ監督からのレクチャーも聞いていることでしょう。しかし、実際に演じるのはハーレイ・ジョエル・オスメントさん自身でありイマジネーションを演技に結びつけるのは本人次第です。13歳にして、演技の真実味に関して、直感的に理解していたからに他ありません。

特に、森に捨てられて置き去りにされたとき、置き去りにした開発者のヘンリーの車をじっと見つめる表情は、ハートを持ったかのようなロボットそのものです。決して他者が真似できない演技であると私は認識しております。

 

成人になり、ハーレイ・ジョエル・オスメントさんは、マリファナ所持などの罪で保護観察処分を受けたりと残念な報道がありました。やはり、これだけの才能の持ち主ですから、ぜひ自分の人生を大切にしてもらいと願っています。
映画『A.I.』において、現代における天才的な演技が鑑賞できることを、皆さんにお伝えします。

 

では、皆さん、今日も人生の貴重なステージをお過ごしください!

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