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松井秀喜さんの名言に関する演技技術の共通点

      2016/08/20


皆さん、こんにちは!今日は、是非ご紹介したい名言があるので、当ブログに掲載します!こちらです。

すべて同じ心境で打席に入りたいと思っています。ここぞという場面で打つためです。』(松井秀喜)

 

松井秀喜さんは、読売ジャイアンツ、ニューヨークヤンキースなどで活躍され、その野球選手としての偉大な功績により2013年国民栄誉賞を受賞されました。日本人で、松井秀喜さんを知らない方は、ほとんど居ないでしょう。

 

松井秀喜さんの言葉だけあって、深みと重みがあります。バッティングで好成績を残すために心がけた松井秀喜さんの心理的スタンスが集約された言葉だと思います。

前の打席がどうあろうとも、または最近の打撃の調子がどうあろうとも、それらに左右されず常に目の前の投手とボールに対峙することが大切であるということ。つまり過去の成績が良くても悪くても、心が揺れ動くこともなく、打席に集中することで、打撃は好調に向かうことが出来る。』
松井秀喜さんの名言に対する私なりの解釈です。

 

松井秀喜さんが1打席、1打席に、いかに集中していたかを知ることが出来ます。自分の成績によってはマスコミにも叩かれたり、誠意のない外からの声を耳にしたことも多かったことでしょう。しかし、そんな外野の声に動揺せずに、平常心を保つことに邁進されていた松井秀喜さんの努力をこの言葉から伝わってきます。

 

演技技術において、とても参考となる言葉です。ある舞台で納得のいく演技が出来ず、演出家にも厳しく指導されたり、観客からの評判も芳しくないということは俳優にとって誰しも経験することです。この状況は非常に苦しいです。

しかし、多くの場合、舞台において数日に渡り、同じ役を何回も演じなければなりません。そこで大事なことは、過去に引きづられないことです。過去のステージでの評判や批評を気にし過ぎて、目の前の演技に集中できないと元も子もありません。

 

そして、最も大事にしなかればならないポイントがあります。「自分が演じる役そのものは、過去の演技的評判に引きづられていない」ということです。与えられた役は、役の抱える人生を一生懸命に生きています。ですから、俳優も役と同化するためには個人的な演技的悩みに引きづられてはいけません。

過去に引きづられたままだと、役の人生とは掛け離れて、リアリティのある演技が遠のくのは必然となります。こうしてブログで文字にするのは簡単ですが、いざ平常心を保って演技に没頭するのは、なかなか難しいものです。だからこそ、この松井秀喜さんの名言の意味は、とても心に響きます。

 

そして、おそらく社会生活をする上でも、松井秀喜さんの言葉から学ぶことは多いでしょう。過去に引きづられない。こだわらない。過去を基準にして否定的にならない。いま目の前に集中するために、平常心を常に一定のものにする大切さ!まさに平常心の極みそれが出来たとき良い仕事が可能となる。

 

全てのベースボールプレイヤーから尊敬され、ファンから親しまれた松井秀喜さんの人柄を表す発言だと思います。私自身、とても感銘を受けました。皆さんは、この名言から、どのようなことを認識されるでしょうか?

 

では、皆さん、本日も素晴らしい人生のステージをお過ごしください!

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