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落とし物を拾ったときに生まれる大切なこと~友情と絆~

   


皆さん、こんにちは!
今日は、先日、東京の京王電鉄車内での、私の体験を紹介したいと思います。

 

先週の木曜日、所用があり、夜21時頃、京王電鉄・京王線(八王子方面の)快速電車に乗車していました。
その時間帯は、帰りのサラリーマンの帰宅ラッシュとは若干ズレていて、比較的、社内は空いていました。

 

座席に座って、私は、ずっと本を読んでいました。
電車は、東府中駅に到着。
駅に到着した時、車内から何人か降車されました。ドアが閉まり、再び電車が動き始めました。すると、斜め向かいの優先座席に、携帯電話(iPhone)が置かれていました。

おそらく、その席に座っていた方が東府中駅で降りられた際に、ポケットから落ちたのか、または置き忘れてしまったのでしょう。
たしか、中年男性のサラリーマンの方が、そこに座っていたことをおぼろげに覚えています。しかし、どのような風貌の方だったか、私は明確には覚えていません。

「たしか、男性で、スーツを着たサラリーマンだったような・・・・・・。」
その程度の記憶です。

 

私は、座席から立ち上がり、その携帯電話を手に取ると、手帳型ケースが装着されており、クレジットカードなど各種カードが、何枚か入っていました。

まさに、「この携帯電話を無くすと、かなり大変だろうなぁ~」と思わせる『外観』でした。

 

そして数分後、電車が府中駅に到着。この駅で、特急電車の待ち合わせとなり、私が乗っていた快速電車は、5分ほど、停車となります。

ここで、私は、迷いました・・・。
この携帯電話を車内に置き去りにしておくか、駅員に届けるべきか・・・。
ところが、私にとって、乗車した京王八王子行きの快速電車に乗っていないと、待ち合わせの時間に絶対に間に合わなくなるシチュエーションでした。

 

「この携帯電話を、電車から降りて二階のホームから一階の窓口に届ける間、快速電車が発車してしまったら・・・。」

「わずか5分の時間的間隔しかない・・・。」

「再び乗車できなかったら待ち合わせの時間に間に合わない・・・。」

 

このような気持ちになり、このまま、携帯電話を車内で置き去りにする気持ちが傾きました。

 

しかし、私は、携帯電話を一階の受付センターに届けることを決断しました。一目散に、改札フォームに降りて、駅員さんに、事情を説明して、無事に渡しました。

そして、すかさず、階段を駆け上がり、快速電車へ!
間一髪で間に合いました。

すると、車内に女性の駅員が、メモ紙を持って、何かを探しています。
おそらく、携帯電話の持ち主から連絡があり、探してほしいという旨が伝えられたのだと私は感じました。

女性駅員に話しかけたら、やはり、その通りでした。
「先ほど、受付センターに届けましたよ」と伝えると、御礼を言われました。

そして、快速電車の扉が閉まり、再び動き始めました。

 

この後、車内で、私は、あることを感じました。

おそらく、その携帯電話の持ち主は、センターに届けてくれた「見知らぬ私」に感謝しているでしょう。私も、その見知らぬ方のために「届けて良かった。良いことをしたな。」という感覚になりました。

二人とも、これまで一度も会ったこともなく、話したこともなく、たまたま、その電車に乗り合わせた者どうし。

 

しかし、何か不思議な友情と絆を感じることが出来ました。
人と人との「真の繋がり」は、もしかしたら、このようなものなのかも知れません。

親しき友人と思っていた方と、ほんの些細なことで、もろくも絆や関係が崩れ去ることも多々あると思います。

しかし、この携帯電話を落とされた方と私との絆は、永遠なるものでしょう。
友情や絆が働くとき、視覚的に明確なものではなく、「目に見えない力」が働いているものと思われます。

たとえ、そばに居なくても、見えないエネルギーを通じて、人間どうしの関係は、強く感じ取れるものだと、私は、このとき思いました。

 

今だに、会ったことも話したこともない人たち。
地球上に住むかぎり、まるでテレパシーのように、互いに相通じ合っている感覚を共有できるものと思われます。

 

ぜひ、皆さん、落とし物を拾ったら、しかるべき場所に届けてみてください。
そうすることで、人間どうしの深い絆を感じることが出来ると思わます。

私も、この出来事によって、学ぶことが多かったです。
私の身近に起きた体験をご紹介しました。

 

では、皆さん、本日素晴らしい人生のステージをお過ごしください!

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