皆さん、こんにちは!
時に、大人以上に、幼き子供たちが語る言葉には、社会や世の中に対する真実が籠められていることがあります。社会の偏見やレッテルに囚われず、誰かの価値観の押し付けに影響されていない少年・少女時代。
それゆえに、心の純真さからもたらされる言葉や発言には、しばしば驚かされることも、よくあることでしょう。つまり、幼き少年・少女が、世の中の真実を語るメッセンジャーに成りえる瞬間です。
~社会に生きる人々へのメッセンジャー~
中島芭旺くんも、その一人です。芭旺(ばお)と呼ぶそうです。
●2005年生まれ。小学校には通学せず、自宅学習の方法をとる。「好きな人から学ぶ」「自らで選択して学習する」というスタンス。9歳のときから、有名人のセミナーに、ひとりで出かける。10歳にして、初の著書「見てる、知ってる、考えてる」(サンマーク出版)を刊行。
「小さなからだの哲学者」と呼ばれている。
芭旺くんの経歴です。
(私自身もそうですが)多くの社会人にとって、彼のような人生の選択をする勇気は無かったでしょう。素晴らしい選択だと思います。知識の詰め込みが重視される傾向にある義務教育。年々、変わりつつあるかと思われますが、日本の教育も、まだまだ課題が多いでしょう。
「自ら、何を学びたいか」を小学校での学校教育で自由に選択することは、(一般的には)ほぼ出来ない状況であるかと思われます。それゆえに、常に受け手に回らざるを得ない小学生たち。時には、「教わりたくないこと・やりたくないこと」まで強制され、苦しめられることも多いでしょう。
そのとき、子供たちの心が傷つく生活に支障が出る恐れもあります。それでは、教育の在り方そのものが本末転倒となってしまいます。
芭旺くんには、わずか10歳にして、自分の人生を自ら選びたいという積極性と自発性があります。そして、誰からも強制されていない、純粋無垢で自分の心に従って生まれた言葉の数々を本やツイッターに伝えてくれています。(それは、大人が忘れかけていたリアルなワードそのものです。)
芭旺くんが語った言葉を一つだけご紹介いたします。
「空気。
あたりまえのように、
そこのあるもの。
常にそこにある。
人間が生きていくのに必要不可欠。
しかし、
そこのあるのがあたりまえすぎて、
人間の意識にのぼってくることはすくない。
僕はたまに思い出して
感謝する。
ありがとう。
大切なものは、
身近にあるのだということ。
そして目には見えないということ。
自分にとって一番大切な自分は
自分には見えない。
見えているのは
鏡に映った自分で
相手に映った自分だ。」
(中島芭旺くんの著書より)
大人が語れない領域の言葉であると私は思います。余計な説明をする必要は、もはやないでしょう。
子供たちが語る言葉に、私たちは、しっかりと耳を傾けなければいけません。
「小さなからだの哲学者」中島芭旺くんの著書、興味がありましたら、ぜひ読んでみてください!
では、皆さん、本日も、人生の素晴らしいステージを謳歌してください!