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イチロー選手が語る、「~をしながら」練習法が能力を開花させる意味

      2017/10/29


皆さん、こんにちは!
メジャーリーグにおいて、もはや「伝説の選手(レジェンド)」であるイチロー選手
イチロー選手の発言や野球に対する取り組み方、人生観などが、様々なメディアで紹介されて、数多くの本にもなっています。

 

プロフェッショナルな世界に身を置いて、経験から裏打ちされた真実の言葉・・・。
当ブログにおいて、9月24日更新済みの、タイトル「『初心』に関してのイチロー選手の発言に驚かされる」は、とても好評をいただきました。

イチロー選手の発言の影響力は、やはり世間一般において「絶大」であり続けています。

 

あるテレビ番組において、オフにおける「極秘トレーニング風景」を撮影した際、イチロー選手が、とても興味深い発言をしていました。今日は、その言葉を紹介したいと思います。

 

オフのトレーニングのカリキュラムの中で、公式球を240球を投げ込む練習方法を行っています。
その練習中に、知人と雑談をしながら、投げ込んだとき、いつの間にか240球の投げ込みが終了して、そのあとの身体の状態も、とても良かったという経験があるそうです。

 

その経験をもとに、イチロー選手は語ります。

「意識を違うところに持っていきながら、身体を動かしていくと、分散される。」

「集中させてしまうことによって、何かが分泌されなくなる。」

「ウエイトトレーニングも、マシーンに集中してやるよりも、(たとえば本を読みながらやるとかで)そういうことで別の効果を生み出すのかも」

 

皆さん、いかかでしょうか?
とても興味深い発言であると私は思いました。

要するに、
「~をしながら」別のことをしたとき、かえって未知なる効果を生み出したり、能力を発揮しやすくなるのでは、ということ。

目の前の一点にのみ集中するより、意識を分散させたほうが、予想した以上の効果が生まれやすいのでは、ということ。

イチロー選手の発言を、このように解釈してみました。

 

皆さん、思い当たることないですか?

そう言えば、私も、よく似た経験があります。
内容も文章も非常に難しいことが書かれた本を読む際、ストレッチをしながら読んだ場合、かえって本の本質をより理解していることが最近ありました。

本の内容を集中して読み解こうと必死になっても、なかなか集中できません。その本は、社会情勢ならびに政治・経済・文化の未来に関する本で、決してライトなものではなく、難解な文章表現がギッシリ詰まった内容でした。

 

読み切るには、かなり、「手ごわい本」です。
難解すぎて、(頑張って)集中して読もうとすると、1ページで嫌になる本です。ところが、ストレッチしながら本を読むと、身体へ意識が向いているのにも関わらず、本に興味が沸く感覚になり、ページを読み進めることが出来ます。

何かが私の中で活性化されているのかも知れませんね!

 

新たな発想を思い浮かんだのが、お風呂に入っていた時、買い物をしていた時、車を運転していた時、ランニングをしていた時、などなど。

このように、「他の何か」をしていた時、アイデアが、ふと思い浮かんだという話は、よく耳にします。
固定化されてきた集中の概念を変えてくれるイチロー選手の発言であると私は思います。

 

「今、目の前に集中しなければならない。そうでないと良いものは生まれない。高められない。」
集中というフレーズに対して、一般的には、こうした考え方が浸透していると思われます。しかし、どこか強迫観念的な捉え方にも、私は思うのです。

もっと自由な発想で、『集中』に対する認識の仕方があって良いのではないでしょうか?

 

自分独自のやり方で集中するための方法を見つけ出すことも、また面白いでしょう。
イチロー選手の発言は、集中と能力開花に関して、一石を投じる発想であると思われます。

皆さん、どうでしょうか?
このブログ記事が、『新しい視点』に関する参考になれば幸いです!

 

では、本日も、より良き人生のステージをお楽しみください!

 

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