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俳優ジェラルド・バトラーさんの演技が好きな理由(わけ)

      2016/07/13


皆さん、こんにちは!

今日は、映画についての記事を書きます。

 

俳優ジェラルド・バトラーさんをご存知でしょうか?
ザック・スナイダー監督作品のアクション映画『300(スリーハンドレッド)』で、主人公レオニダスを演じ、映画のヒットで一躍有名になりました。

 

そのバトラーさんの主演作品で、『エンド オブ ホワイトハウス』という2013年の映画があります。米大統領を警護するシークレットサービスのマイク・バニングを演じられています。大統領がテロを受け、ホワイトハウスに人質になる。彼を救出すべく、テロリストに占拠されたホワイトハウスに果敢に潜入するというのが、おおまかな映画のあらすじです。

 

映画的には、一人のヒーローが悪に立ち向かうという極めてオーソドックスな展開でしょう。この映画はシリーズ化されて、続編の『エンド オブ キングダム』という題名で今年公開されました。

 

なぜ、「ありきたりのアクション映画」とも言えるこの作品がシリーズ化までされたか?
その理由は、ジェラルド・バトラーさんが、「マイク・バニング」というシークレット・サービスを魅力的な人物に押し上げたということが第一に上がられると私は思います。

 

大統領夫人を守れなかった過去の失敗に対する心の傷。仕事上の過ちを取り返すべく、大統領の命をなんとしても守る精神。つまり、これこそが役が持つ全ての行動に対する『動機』です。

 

『(役の)動機』を俳優が掴んで放さない演技レベルに到達すると、リアリティーが伴ってきます。なぜなら、全ての人にとって、(人生に対して)これだけは外したくない固い『信念』によって支えられているからです。

「私は、こうありたいんだ!」
その強い志が、自分の人生を決めています。意識的にも、無意識的にも、信念の積み重ねが現在の自分を形作っています。

 

反対に(役が抱える)人生の動機を掴んでいない演技には、リアリティーが薄まる傾向にあります。台詞やジェスチャー、そして仕草が、(それらしく見せるだけの)表面的なものになり、どこか嘘くさい表現なるでしょう。

 

「なんとしても、大統領を守らなければならない!」
この人物の本質は、この言葉一点に集約されます。役が抱える『動機』、つまり『人生における使命感』に突き動かされている。もしリスクを冒して自分が死ねば、愛する妻や生まれてくる子供の将来に暗雲が立ち込めます。しかし、それでもなお、大統領を守る使命感を選択してしまうマイク・バニング。

 

大統領を守る仕事がシークレット・サービスという職業であり、大統領を守る使命感の塊がマイク・バニング。「大統領を守るという仕事=大統領を守る使命感=マイク・バニングそのもの」
バトラーさんは、このように仕事と使命感が一体になっている人物を見事に演じています。

だからこそ、ひとつひとつの仕草が人間臭く味わい深く、観客にとっては、「この人、カッコいい!!」、となるのです。私がバトラーさんの役の演じ方が好きなのは、役の動機を掴んで放さない『王道の演技』です。

つまり、バトラーさんの演技スタイルそのものが『オーソドックス』と言えるでしょう。
皆さん、観る機会があれば、是非こうした観点から映画を鑑賞してみてください。
ジェラルド・バトラーさんの魅力を知ることが出来ます。

記事の内容が、参考になれば幸いです。

 

では、皆さん、今日も人生の有意義なステージをお過ごしください!

 

 

 - 映画