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北野武さんの名言と私の実体験

   


皆さん、こんにちは!

日本でもスマホの普及を契機にインターネットも身近なものになりつつ昨今。思いもよらぬところから、新たな知識や情報が手に入ることも多くなっています。予期しないところからの情報から個人的に学べるチャンスがあることは、インターネットの利点かも知れませんね!。

 

先日、ネット上で映画監督・北野武さんの発言(名言)を偶然見つけました。

他人への気遣いで大切なのは、話を聞いてやることだ。人間は歳を取ると、どういうわけか、これが苦手になるらしい。むしろ、自分の自慢話ばかりしたがるようになる。だけど、自慢話は一文の得にもならないし、その場の雰囲気を悪くする。それよりも、相手の話を聞く方がずっといい。」(北野武)

 

この名言に、私は痺れましたね〜(笑)なぜかと言うと、数年前この言葉の真実を理解するのに相応しい体験を私は持ったことがあるからです。
今から5年ほど前に、大阪にて、ある自己啓発のセミナーがあり、引き寄せの法則や精神世界の分野にも興味があったこともあって1日限定ですが参加しました。

 

講師の方が現代人の悩みや問題点、あるいは将来的な人生の在り方などを解説されていました。そして、参加者の質疑応答の時間になり、ある女性が講師の方に質問をしたところ、どういう訳か隣にいた60歳代の年配男性の参加者が、その質問に回答しはじめたのです。

どうやら、このセミナーに何度も参加されているベテランの人みたいで、講師の方とも親交が深いようです。まるで講師の方に代わって発言しているかのようでした。

 

「(自らの体験談を通して)ポジティブに物事を考えることが大切だ!」という内容の発言で、私は最初は「この人、良いこと言うなー」と思いましたが、段々と、私の中で、?マークが付き始めてきました。「これは、自慢話にしかすぎないのではないのか、、、?。」「他の参加者は講師の話を聞きに参加したのに、何でこの男性の話を聞かないといけないのか、、、?。」という疑問符。

まあ、最初からマナー違反とは思いましたがね。
そもそも、講師に対しての女性の質問に、講師でも何でもない素人が出しゃばって答えだすのが常識外れです。結局、この人の発言の根底にあったのは、自分を誇示したいだけだと解りました。
なんとなく、セミナーの雰囲気も他の参加者の「?マーク」に包まれた感じへと変貌に・・・。白けた空気になっていました。

 

北野武さんの言葉どおり、自慢話をしても一文の得にならないですね!
自分の経歴をシンプルに説明するのなら別に構わないと思われますが、そこに自慢したい気持ちが入り込むと印象を悪くします。
私自身、自分を誇示したいという気持ちを持ったまま、これまでやってきたことなどを相手に伝えてしまうと、逆にその人が自分から離れてしまうことも経験してきました。だから、一文の得にもなりませんね。

むしろ、相手の話をじっくり聞いて、その意見に対して吟味する誠実な態度をする人のほうが信頼感が増すと思われます。自分の不安感が強いと、ついつい自分を大きく見せようとして、人に自慢話をしたくなります。だから、心理のメカニズムに対して、日々向き合わないといけませんね。

 

自分の心の様と向き合ったとき、本来の誠実さとは何かを見出すことに向かうと思います。
「自慢話は一文の得にもならない。じっくり相手の言葉を聞く態度こそ信頼感を持たれる。」
北野武さんの名言は、真実の言葉だと私は認識しています。

 

では、皆さん、今日も人生の良きステージをお過ごしください!

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