経営コンセプトを貫き通す店(例:世田谷・支那そば屋)
こんにちは!
(私の視点での)経営の話です。
私は、会社の経営者でも何でもないので、偉そうなことは言えませんが、参考までに、ということで!
私は今現在世田谷在住ですが、最寄りの駅前に、健康志向をテーマにした支那そば屋があります。
たまに、店を通りがかるのですが、結構お客さんも入っています。
もともと、健康については関心があり、なおかつ支那そばも好きな私です。
ニーズが重なり、店に入ってみました。
店のコンセプトが、『身体と心に優しさを』でした。
化学調味料不使用、食材として扱っている地鶏・鰹節・昆布・卵・塩など、すべて厳選されたもの。それらは、生産者から直接仕入れているとのこと。濾過した水の使用。
コンセプト通り、店でそばを食べる人たちに健康を提供する意気込みは食べる前から感じ取れました。
そして、いよいよ支那そばが私の目の前に。
率直な感想として、身体に素直に染み渡るような味でしたね。厳選された具材だからこそ醸し出される『上品さ』。
普通の支那そばにはない『気品』を感じさせるものでした。
そして、アーティスト的な目線で、この店全体を観察してみました。
まず印象的だったのが、カウンター席の清潔さです。店内に入った時点から、「あっ、このカウンターが綺麗だなあ!」と思えるくらい。
ここに店長のこだわりを感じます。
もしカウンターや座席が汚かったら、お客さんも幻滅するだろうし、店のコンセプト自体が脆くも崩れ去るでしょう。
このあたりが無頓着な店って、結構多いと思います。
味も大切ですが、店内の環境も重要視しないと、「健康志向の店だ!」と、いくら謳っても信用されないでしょう。
飲食店に入ってくるお客さんって、料理の味も大切ですが、店内の雰囲気を味わいたいという気持ちも心のどこかに在ると思います。
「ここは雰囲気が良いから、料理の味も美味い!だから、リピートしている。」
私自身がそうですが、味が良いけど、なんとなく店内の雰囲気が悪い店って、それだけでリピートしずらいです。
座った席の目の前に、お客さんへのご要望が書かれた紙が貼ってありました。
このように書かれていました。
「お食事中に、携帯電話や漫画をお読みになるのは、ご遠慮ください。」
基本的に店からお客さんに、こうした要望を掲示すること自体、(個人的には)好きではありませんが、この支那そば屋の場合、「これは、あり!」だと思いました。
というのは、店のコンセプトに合致しているからです。
「(食べる側の態度も)キチンとした姿勢で食べてほしい。そうすることで支那そばを心から味わえる。」
このようなメッセージをそこから感じ取れました。
つまり、経営コンセプトに一貫性がある証だと思いました。
「店は約束を守ってくれた。」
そんな気持ちにもさせてくれました。お客さんが多いのも解ります。
店を出たあと、私の脳裡に過ぎったのは「また食べに行きたい。」というフレーズ。
つまり、店のコンセプトが、私のリピートを呼んだのです!(おしまい)
では、皆さん、今日も人生の良きステージをお過ごしください!