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良い舞台はスタッフのマナーも良い、について

      2016/07/04


皆さん、こんにちは!

演劇の舞台には、役者だけではなく、照明・音響・舞台監督、そして受付の方々など多くのスタッフで構成されています。

 

私自身、(出演している俳優に頼まれて)舞台を観に行くことが多いのですが、観劇する際のポイントがあります。

 

それは、「舞台の出来栄えに加えて、スタッフさんのマナーや態度が良いかどうか」です。

 

完成度の高い舞台演劇は、親切な応対をしてくれるスタッフさんに支えられている場合が多いです。
これは、主催者の指導が行き届いていることの証でもあるでしょう。

 

『来場の際、受付のスタッフの方々が、チケットに関して親切な言葉使いでスムーズに応対してくれる。』

これも、舞台の成功の一部であると私は思います。「受付から既に舞台が始まっている!」と言っても過言ではありません。

 

もし仮に受付のスタッフの方々の態度が悪いと、いくら舞台の出来が良くても、心から拍手できない気持ちになるのは当然でしょう。お客さんの心理って、かなり繊細です。

 

舞台が始まる前だけではなく、終わった後も肝心です。
せっかく舞台の出来に満足したのに、帰り際、不親切な態度をされたら、どのように思うか。

次回作を観たいという気持ちも、削がれるでしょう。(その可能性は大です。)

 

先日、知り合いの俳優の方が、出演している舞台があり観劇しました。
剣術ありアクションありのスペクタクルな内容の舞台で見応えがありました。

舞台終了後、劇団の主催者の方がステージに上がり、来場されたお客さんに関して『感謝の気持ち』を何度も伝えていました。心からのお礼でした。

 

その後、私は、出演している知り合いの俳優さんに挨拶したくて、ロビーで待っていましたが、なかなか出てきません。

そこで近くにいたスタッフさんに、「あと、どのくらいでお会いできますか?」と聞いたところ、
「そのうち、会えますよ。」と素っ気なく言われ、そのスタッフさんは足早に消え去りました。

 

劇団の主催者の方が、あれだけお客さんへの感謝の言葉を伝えていたのに、ほんの10分も経たずに、スタッフさんに、このような態度をとられたので、この時ばかりは正直幻滅しましたね。

 

こういうことは、舞台運営において、非常に良くないことだと思います。

 

舞台に立つ人は誰しも、劇が終了したときは特に気持ちがホッとしたこともあり、心がOPENになっています。だから、お客さんへの感謝の念も強くなり、それを言葉にして伝えたい衝動に駆られます。

「皆さん、ご来場、ありがとうございました!」

舞台上からのこの一言は、内面の真実であり、正真正銘の感謝の表れです。

 

だからこそ、スタッフの方々も、こうした観客に対する強い感謝の思いを汲み取って行動に移すべきです。

舞台の成功の鍵は、舞台上の出来不出来だけではなく、『舞台下』にもあるかも知れません。

 

ですから、舞台の主催者は、(人柄においても)信頼できるスタッフに協力を求めるべきだと思います。

 

では、皆さん、今日も人生の良きステージをお過ごしください!

 

 

 

 

 - 演技・演劇