皆さん、こんにちは!!
今回は、10月1日、午後8時半、私が実際に見たことについて、お伝えします!
電車の中での出来事。
私のフェイスブックで、以下の文をアップしました。
友人の方々から、なかなか好評をだったようです。
まずは、こちらを読んでください⤵
「先ほど、電車に乗っていたら、前の席に50歳代の男性・
おそらく夫婦(もしくは愛人関係?)
しばらくすると、なにやら口論が始まりました。
先に男性が、
最初は、冷静に聞いていた女性。
しかし、だんだん腹が立ったらしく、女性も言い返しだしました。
女性のほうが、男性に「もう、それ以上、何も話さないで!!」
そして、お互いの意見を出し尽くしたのか、
ところが、その後、女性が、おもむろに立ち上がり、
(※別の車両に移動しなかっだのが、ミソかも?)
この20メートルの男性と女性の距離感。
ここに、二人の人間模様が醸し出されていました。
これぞ、まさに、リアリティ!
自分は、途中で下車しましたが、二人は、このあと、
それは、、、二人と、神のみぞ知る!」 (※私のフェイスブックより)
まさに、私がリアルに見た出来事です。
両者の間には、かなり、気まずい雰囲気が漂っていて、その負のオーラが車内に見えるかのようでした(笑)
で、ここからです!
もし、このような状況が台本に書かれてあって、彼らを演じなければならないとしたら、役者は、どうしたら良いでしょうか?
まず、大切なのは、男性は、何が不満で、なぜ、女性に、ぶつけるくらいまでに至ったのかを想像してみることです。このリアリティーを役者が持たないと、このシーンは、成立しません。
台詞を上手く言うとか、それは、後からです。
まず取り組むべきは、男性の抱えていた欲求不満の所在を掴むことです。
ここから、役者自身のイマジネーションが試されるでしょう。多くの台本には、事細かく状況説明はされていません。
台詞と、数行の補足文のみです。
男性には、どのような過去があったのでしょうか?
女性と、過去に、どのような、いざこざがあったのでしょうか?
では、なぜ一般客のいる電車の中で、男性は、不満を口走ってしまったのでしょう?
こうした「なぜ?」に対する答えをみつけていく作業から、役者は、与えられた役に接近していくことになります。いわば、この作業こそ、演技の面白味なのかも知れません。
一方、女性の方は、どうでしょう。
なぜ、沈黙のあと、立ち上がって席を移動したのでしょうか?
立ち上がる前に、どのような心情が蠢いていたのでしょう?
役者が、ただタイミングよく立ちあがるのでは、この女性のパートを真に演じることは出来ません。
つまり、この車内の設定をリアルに演じることにはならないからです。
女性の葛藤に対して、役者が理解する必要性があります。
彼女に生じた「立ち上がる衝動」を演じる側が体験することによって、このシーンそのものが成立に向かいます。
このように考えていくと、私が遭遇した、この二人の人生模様は、
そこに二人の悲哀さえ感じられます。
人間どうし。
感情の縺れ合いは、頻繁に起きます。
(世間的には)マイナス面として捉えられる感情表現にこそ、『
〜私が偶然にも出会った、二人の情景〜
作品のワンシーンになりそうです。
それは、なぜか?
そこに、『人間のリアリティー』があるからです!
では、皆さん、