「お金が無い」が口癖の人に、心屋仁之助さんの著書『一生お金に困らない生き方』をプレゼントした。すると、どうなったでしょう?
皆さん、こんにちは!!
その人が個人的に持ち得る心の習慣は、良い作用として働くこともあれば、悪い作用として働くこともあります。
先日、私の知人から聞いた面白いエピソードがあり、本日のブログにて紹介させていただきます。
以下は、知人から聞いたことを元に、お伝えします。
知人が日頃親しくしている女性(=Aさん)がいて、この方が、いつも会うたびに、「お金が無い、お金が無い」と発言するそうです。
たとえば喫茶店で椅子に座り、コーヒーを飲み、くつろいだ空間であっても会話の端々に、「お金が無い」というワードが出てくるらしいのです。
ところが、このAさんは、仕事がないわけではありません。時には週7日、ぶっ続けて働くこともあるそうです。
そして、別に多額の借金があるわけではありません。ということは、経済的に不自由でなく、少なくとも人並みの生活環境であることは想像つくでしょう。
しかし、会うたびに『お金が無いフレーズ』が発せられるため、知人は、Aさんのことを想って、ある本をプレゼントしました。
心屋仁之助さんの著書『一生お金に困らない生き方』(PHP研究所)という本です。
心屋仁之助さんは、「性格改善」を専門とした心理カウンセラーであり、日本テレビの番組『解決!ナイナイアンサー』にも出演され、ご存知の方も多いかと思われます。
この本は、私も読んだことがあります。
お金に対する捉え方に着目し、お金が足りないという固定観念から、お金は充分にあるという心持ちになるためのノウハウと、その効果をユニークかつ明確に書かれています。
とても、読みやすく、内容がスイスイ入ってきます。まさに、Aさんに相応しい本でしょう。知人がプレゼントした理由も納得です。ベストなチョイスだと思います。
で、Aさんに、この本を手渡して、どうなったか?
心屋仁之助さんの本をプレゼントして数週間し、知人はAさんと再会しました。
ところが、、、、、、。
相変わらず「お金が無い、お金が無い」と、お決まりのフレーズに終始していたそうです、、、。(笑)
どうやら、心屋仁之助さんの本の内容に関しても、ピンと来なかったのでしょう。そして、そもそも、Aさんは、この良書を求めていなかったのかも知れません。
知人からAさんのことを聞き、なぜ「お金が無いフレーズ」を連呼するのかを知人と考えてみました。
「Aさんは、(お金が無いから)一生懸命働いていることを、人に褒めてもらいたいのでは?」
「おそらく幼少期から両親に褒めてもらったことが、あまり無かった。だから大人になっても、自分の頑張りに対して褒められたい欲求が強いのでは?」
このような仮説を立てたりしました。
皆さん、Aさんについて、どう思われますか?
(※俳優として、もしAさんのような人物を演じるなら、どのようにアプローチするか、、、。『お金が無いフレーズ』連呼の動機を探る必要があります。)
Aさんは、「お金」に縛られていることは明確です。
もしAさんが逆に『お金があるフレーズ』の人だったら、どうでしょうか?
今よりも、もっと気持ちが楽だったかも知れません。
満たされない心理の側に立つのか、
満たされている心理の側に立つのか。
そこは、運命の分かれ目です。
Aさんの心理と発言は滑稽でもありますが、考えさせられます。
皆さんのご意見、お待ちしております!
では、本日も良き人生のステージをお過ごしください!

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