思考が消え去る瞬間 ~それは、人々にとっての至上なる喜び~
2017/04/29
皆さん、こんにちは!!
今日は、『思考』を話題として取り上げてみたいと思います。
インターネット、スマホの普及につれて、様々な情報が網羅されている現代社会。これまでにも増して、いろんな考え方や価値観、他者の意見が、次々と、個人に押し寄せてくれる時代であると思われます。
それに比例して、頭の中で『思考』する機会は、何倍も膨れ上がっていることでしょう。
思考は、時に、極めて厄介であると思います。
『過去の後悔の念』
『未来への不安感』
この両者は、人の心理を動揺させるのに、強烈なパワーを秘めています。
「あの時、ああしておけば、良かった・・・。」という、取り戻せない過去への幻想。
「これから、どうなるのか・・・。」という、未来への恐怖心。
私も、この両者に、心理を左右されてきた一人です。
皆さんは、どうでしょうか?
この『思考』について、私にとって、印象に残る『一つの経験』があります。
前日、夜遅くまで、居酒屋で飲んでいて、そのまま部屋に戻って、すぐに寝てしまいました。
そして、次の日、朝6時30分くらいに目覚めてとき、言いようもないストレスと不安感を感じて、胃がキリキリと痛むまでになっていました。
過去への後悔と、未来への不安感が同居して、その両者で思考回路もパニックになり、いわば「ドロドロの状態」です。二日酔い気味なので、それが、この「ドロドロ状態」に拍車をかけたのでしょう。
で、気分を変えるために、着替えて、近くのコンビニまで出かけることにしました。
すると、どうでしょう・・・。
ちょうど、天気が快晴で、温かい陽気に包まれていた、その日。
コンビ二に行きつくまでの途中の道を、私は、非常に朗らかな気分で歩いているのに気づきました。
そのとき、先ほどまでの、過去と未来への幻想じみた不安な心理は、跡形もありません。
不思議なものです。
あの両者のマイナス思考的パワーは、微塵も消えていました。つまり、思考が消え去った瞬間です。
なぜか・・・?
私は、ただ、道を歩いていたからです。
そうなんです。
ただ、歩いていただけです。
自然の空気に包まれながら、歩くことに集中していた、その時の私という存在。
世界的べストセラー『ニューアース』の著者で世界的に知られているエックハルト・トール氏は、
「いま、この瞬間に生きている時には、思考は完全に無力であること」を説いています。
まさに、その通りであると私も認識しています。
たとえば、私は、太極拳を広い自然に溢れた公園で行っているとき、いつも無心に近い境地に至ります。
すなわち、身体に集中しているからです。
思考が入り込もうとしても、そこに付け入る隙がないからです。
つまり、思考は、無力であることが、証明されます。
『無力』 つまり、力が無いということです。
生活することにおいて、大なり小なり、色んな悩みが、付き纏ってきます。
しかし、実際のところ、この悩みや不安で起きた『思考』は、無力な存在であります。
ただ、道を歩いているという現前。
身体の動きに集中しているという現前。
この『現前の力』に、不安をもたらす思考そのものは、対抗できる力は全くないことは、認識すべきでしょう。
この記事が、皆さんとって、一つの指針になれば、幸いです。
では、本日も、素晴らしい人生のステージをお過ごしください!!
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