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アイルランドの詩人ジェームズ・スティーブンズ氏が語った『独自性』とは?

      2016/12/22


皆さん、こんにちは!!

今日は、独自性(=originality)についてをテーマに記事を進めていきたいと思います。
日本のおいても、個々の能力に関する独自性、独創性が問われる時代になってきていると思われます。

没個性で、ステレオタイプの人材よりも、秀でた才能を持つ個性あふれた人材への重視。
私の見解ですが、そのような独自性が求められたのも、ITの認識を激変させたスティーブ・ジョブズさんの影響力も、絶大なのではないでしょうか?

 

誰も、成し遂げなかることが出来なかった『偉業』の数々。それは、独自性の塊のような『一人の革命児』の存在があったことは、言うまでもないでしょう。

 

~『独自性』の本当の意味は、何か?~
ある方の発言が、とてもユニークであり、真実をついていると思いまして、今回紹介させていただきます。

 

~アイルランドの詩人~ジェームズ・スティーブンズさんが、独自性に関して、このように語っています。

 

「独自性とは、今まで誰も言わなかったことを言うことではない。自分自身の考えていることを、ありのままに言うことである。」

 

ジェームズ・スティーブンズさん(1882年~1950年)のことを調べると、貧しい少年時代を送り、正規の教育をうけておらず、独学だったようです。1909年『叛乱』という詩集で文壇に名をなし、アイルランド文学再興運動に参加。観察力に優れ、想像性やユーモアに富み、単純な言葉で田園の人々を描いた方のようです。

約100年ほど前に活躍されていた方ですね。

 

この独自性に関する見解は、とても面白い着眼点であると私は思います。私自身も、独自性に関して、このような発想は思い浮かびませんでした。

 

独自性というと、私は、他者とは違う発想だとか、誰も想像つかなかったことを見いだすことの意味だと解釈してきました。『スペシャルなものを初めて開発した人の発想=独自性』という解釈です。

その解釈も、間違いではないでしょう。一般的には、そのように捉えられているかと思われます。

 

ところが、ジェームズ・スティーブンズさんの解釈は、一味違います。

『自分の考えていることをありのままに言うこと。』

それが独自性だと説いています。とても感銘を受けました。

 

この論理だと、他者との比較が全く介入しません。

 

誰かが言った、誰かがおこなった」という比較意識による独自性ではなく、あくまで自分という『個』がもたらす意見や発想こそに、独自性の真の意味が見い出されるということ。
確かに、そうなのかも知れませんね。

 

『比較意識が伴う独自性』を追求した場合、かならず苦しさも伴うものと思われます。

 

「誰かよりも、早くアイデアを思い浮かばなければ、、、。」

人によっては、ここで心の痛みを生じるでしょう。他者と比べながらの『独自色』の追求は、自己を特別視する心理を導き、その人本来の人間性に悪い影響を与える可能性もあります。

 

自分の心に起きたことに素直に従うこと。
まさに、文字通りの『独自』ですね!

本日は、ジェームズ・スティーブンズさんの独自性についての見解を紹介させていただきました。
100年の時を経て、だからこそ、よりいっそう新鮮さをもたらすような『名言』だと思います。

皆さんにとって、参考になれば幸いです!

 

では、本日も、人生のステージを思う存分、満喫してください!!

 

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