皆さん、こんにちは!!
今回は、『空間』がもたらす私たちの心理との関係性や繋がりについて言及したいと思います。
日常生活をするうえで、周囲の環境や雰囲気が、心の在り方に影響していることは間違いないでしょう。
ゴミゴミとした自分の部屋を掃除し、無駄なものを捨てたり、整理整頓する。綺麗になった部屋を眺めて、スッキリして晴れやかな気持ちになる。
誰もが経験していることだと思います。
これまで当ブログにおきまして、身体(体調)が心にもたらす影響力について述べてきました。
健康的な身体、あるいは運動のあとの身体のほぐれによって、心理的な躍動感を感じたりすること。
私たちの身体とは、生きていく上で、(想像以上に)心理と結びついている事実がある、ということです。
同じように、『空間』も、それが言えると思います。
たとえば、お寺や神社、また教会など、いわゆる「神聖なる場所」とされているところに、足を踏み入れる。
すると、ソワソワした心理が収まり、『無心』に近くなったりしたことがありませんか?
寺社などを訪れるのが好きな方々は、多いと思います。
理由の一つとして、寺社の空間がもたらす『雰囲気(アトモスフィア)』が好きであり、感じたいからだと思います。
どこか落ち着かない気持ちや、不安で満たされた心理を、寺社の空間に足を踏み入れるだけで、リセットしてくれる効果が期待されるからでしょう。
私の体験談から、もう一つの例を挙げてみます。
ちょうど二年前、私用があり、東京の新宿を歩いていたときです。道中で、環境庁所轄の公園である『新宿御苑』を見つけて、入ってみました。
公園に入る前は、新宿の人の多さや喧噪にイライラしていました。
ところが、新宿御苑の、58.3ヘクタールもの広大な自然の空間に入り、その光景を目の当たりにしたとき、、、。
さきほどまでの心理が一変しました。
まるで海辺に居るかのような解放感!
「ここは、本当に新宿なの? 別の場所では?」 そのように錯覚するくらいでした。
公園を出たあと、理由はないのですが、ワクワク感を持ちながら、目的地に向かったことを今でも良く覚えています。
気持ちが落ち込んだり、不安になったすることは、社会生活で、いつも私たちに起きるものです。
心を前向きにしたり、落ち着かせたいときに、ウォーキングやランニングをしたり、運動したりすることも一つの方法でしょう。
そして、もう一つは、寺社や広い公園を訪れることも、効果的な方法だと思います。
空間と場所が、心理を変えてくれること。
つまり、空間と場所が『五感』を刺激してくれて、良い方向に作用してくれること。
私たちを温かく包んでくれる空間は、身近なところに存在しています。
~いつも、私たちのそばに~