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‟最初の哲学者”タレスが語った、「人間にとって何が難しいか?」という質問に対する答えとは?

      2017/04/29


皆さん、こんにちは!!

数々の功績を世の中に残された方々の「名言」は、時代が違えど、真実を突いています。

本日は、紀元前に生きられた自然哲学者・タレスさんの、人間に関しての見解(言葉)をご紹介させていただきます。

 

「人間にとって、何が難しいことか?」と質問されて、

 

タレスさんは、このように答えたそうです。

「自分自身を知ることだ。」

 

そして、「人間にとって、何が容易なことか?」と訊かれて、

「他人に忠告することだ」

と、答えたそうです!

 

 

タレスさんは、ウィキペディアでは、このように紹介されています⬇︎

紀元前625年頃から547年頃の自然哲学者である。ソクラテス以前の哲学者の一人で、西洋哲学において、古代ギリシアに現れた記録に残る最古の(自然)哲学者であり、イオニアに発したミレトス学派の始祖である。また、ギリシャ七賢人の一人とされる。

彼が「最初の哲学者」とよばれる由縁は、それまでは神話的説明がなされていたこの世界の起源について、合理的説明をはじめて試みた人だという点にある。

すなわち彼は万物の根源(アルケー)を水と考え、存在する全てのものがそれから生成し、それへと消滅していくものだと考えた。

そして大地は水の上に浮かんでいるとした。世界は水からなり、そして水に帰るという説を唱えたのだった。

 

なるほど。世界の起源を、神話的な説明からではなく、合理的な説明を試みたという点がポイントですね。
同じく、人間に関する見地も、合理的な解釈によるものだと、この名言からでも推測できます。

 

はっきり言って、この名言は、極めて真実であると思います。

そして、紀元前に名を馳せた哲学者のタレスさんが、時代が変われど、人間に対する共通の考えを述べている点も見逃せません。

 

自分とは、何者か?

自分とは、どのような存在か?

多くの人にとって、物心がつくに連れて、一度や二度は、心の中で、このことを自問自答することでしょう。

私も、その一人です(笑)

 

ところが、どうでしょう・・・。

「自分自身とは何か?」に対する答えは、容易に見つけられるでしょうか?

 

ある日、「自分は、こうだ!」という、結論に達したかと思えば、

次の日には、「いやいや、ちょっと待てよ??? 私って、こうではない・・・。別の答えがあるに違いない。」と、再び、自問自答が繰り返される。

このような経験が、誰にしも在ると思います。

 

そして、結局・・・。
今だ、結論には達せず・・・。 (笑)

 

「人は、自分が何者かを知りたいために生まれてきた」というニュアンスのことを、自己啓発本やスピリチュアルな本では、よく書かれてあります。

それだけ、自分自身を知るということは、人間の『永遠のテーマ』として、比重が高いのかも知れません。

 

そして、仮に、

自分自身を知ったとき、答えを知ったとき

その時、その人は、どうなるのでしょうか?

 

答えを発見して、ワクワクした気持ちになるか、

あるいは、「なんだ、そんなものか!」と、呆気なさが脳裡占めるのか。

 

それは、人それぞれでしょう。

『自分自身を知る』ということは、人間に与えられた「追求するための難易度の高い命題」あると思われます。

 

 

一方、

「他人に忠告すること」

これは、簡単ですね~!! (笑)

 

他人の行動や振る舞いに対して、

「~したほうが良いよ!」

「~すべきだよ!」

「そんなことするよりも、このほうが良いよ!」と、いとも簡単に発言できます。

 

あまりに簡単です!

 

しかも、厄介なのは、真摯な気持ちで忠告するのではあれば、問題は無いのですが、
優越感だとか劣等感だとか、エゴだとか、それらが介入されている、いわゆる『邪な心』を含めた他人への忠告も、容易に出来てしまうことです。

そうなれば、言われた方は、気分が良くなるはずがありません。

むしろ、「簡単に、言うな! 安易に、言うな!」 と、反発したくなります。

タレスさんの見解は、見事に人間の心理を言い当てていると思われます。

 

 

~自分自身を本当に知る~

これに関しては、やはりシビアです。

 

その反面、

~外から、他人に忠告する~

これは、実に簡単。

 

このメカニズムを本当に理解できれば、

他人への忠告に関しても、

「本当に、この人に、いま、このことを忠告すべきか」 を吟味せざるを得ないでしょう。

むやみに、言葉を投げかけることに対して、すこし立ち止まって、相手のことを思いやった上での「忠告の投げかけ」に方向が定まるかと思います。

 

つまり、忠告者本人に、他者に対しての愛情があるかどうか。

自分のことを棚に上げて、他人に、インスタントに偉そうに、アドバイスまがいの発言をする人は、世の中、結構多いかと思います。

そのような方には、タレスさんの名言を教えたいですね(笑)

 

最後に、私は、このように結論づけます。

「自分は、他者に対して、真摯な気持ちで、愛情を持って、忠告しているかどうか」
そのことを自問自答することこそ、 「自分自身を知ること」 そのものではないでしょうか!

 

皆さん、タレスさんの見解について、どのように思われますか?

 

では、本日も、素晴らしい人生のステージをお過ごしください!

 


 

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