吉本興業所属タレントによる闇営業問題にみる、『本末転倒の極み』
テレビ業界ならびに、視聴者や世間を騒がせている吉本興業・お笑い芸人による『闇営業問題』
スポンサーありきのテレビ業界にとって、無視できない状況にあるのは間違いありません。
(※ましては、いまやネット社会の真っ只中。
ほぼ全ての人間に情報が行き渡る今、
『エゴが、はびこりにくい社会』になりつつあるのだと思っている。
つまり、これまでは隠せたことを、隠せず、あからさまになってしまう現実。
エゴは、光に弱い。
裏ではびこる習性がある[エゴ]にとって、生きづらい社会。そこは、私たちも踏まえておかないといけません。)
今回は、この騒動に介在する人間の心理と矛盾について述べたいと思います。
早速、結論を申します。
●不安からの起きた衝動とか、行動とか行為は、結局、『自分の首を絞める』ということ。
今回の一連の吉本のニュースも、当事者の人間の不安の心理から来た結果でしょう。
●そこまでして、お金を稼がないといけないのか?
●そこまでして、売れたいのか?
●そこまでして、裕福な生活を追求しないといけないのか?
お金ファーストであって、
自分ファーストではない。
これこそ、まさに、『本末転倒の極み』でしょう。
何のために、お金があり、仕事があるのか。そこのところを掛け違えているからこそ、こうした問題がおきるのです。
ちなみに謹慎を受けた芸人は、名前が知れているから、余計に、ほかの仕事に就けないと想定します。
第1に、イメージの問題もあるから、企業も、彼らを雇えないでしょう。
※有名になり、世間に名前が知れわたることは、実は大きなリスクでもあります。
【世間に名前が売れた=成功者】
これは、果たして真実なのでしょうか?
違うような気がする。
(実は、ハイリスクなステージに乗ったことでもあります。)
「有名になれば、それが成功である、、、。」
これは世間一般から与えられた『幻想』かも知れません。
●『有名』て、本当に、良いことなんだろうか?
●『無名』て、褒められない事象なんだろうか?
これまでの価値観を改めて見直していく良い機会かも知れません。
今後の生活や取り巻く環境が不安だから、詐欺集団のパーティーに参加してまでも、お金を稼ぎために、努力してしまう、、、。または、闇営業をしてまで、お金を稼ぎたい、、、。
まさに、人が抱える『不安』の計り知れないパワーを感じざるをえません。
『本末転倒の極み』
お金のために人生を棒に振るのでは、生きている意味がないでしょう。
『人生は、自分自身に存在するもの。
お金や仕事は、人生をより豊かにするツール。』
そのことを踏まえておけば、こうした問題は起きず、当事者も関わることはなかったでしょう。
我々、市民にとって反面教師として、理解すべきニュースです。