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映画『クリード 炎の宿敵』映画評 (ネタバレ無し!)

   


 

皆さん、こんにちは!!

 

いよいよ、シルベスター・スタローン主演 映画『ロッキー』シリーズの続編的作品『クリード』の第2作が、公開されました!

第1作目『クリード』は、世界的にも大変好評を得ました。

 

ロッキー・バルボアのライバルであった黒人ボクサー アポロの息子クリードとの出会い。

彼のボクシングトレーナーとして、親身に指導し関係性を構築するロッキーの姿。

ダイナミックな演出の中に、ヒューマニティーを込めた作品として、とても好感が持てて、良質な作品だったという印象です。

 

さて、第2作は、ロシア人ボクサーで、ロッキーを最も苦しめたドラゴと、その息子が登場するとあって、

 

「果たして作品の出来映えは、どうか?」

気になるところです。

 

では、『クリード 炎の宿敵』のネタバレ無しの映画評を今回述べていきます。

 


 

【感想と評価】

率直な感想を述べると、

「満足いく作品」には、仕上がっています。 ドラゴと、その息子が登場ということで、エンターテイメント性が先んじて内容が乏しい展開になる予想もありました。

 

ですが、この作品には、『人間関係』が、しっかりと表現されています。

 

ロッキーと、主人公のクリード

クリードと、その妻

クリードと、ドラゴの息子

ロッキーと、ドラゴ

ドラゴと、その無底

 

このように、互いに入り組んだ相関関係を、約2時間の枠で、上手く収めたという印象でした。

 

言及したいのは、登場人物が抱えている、それぞれの孤独です。

ロッキーや、クリードが抱えている孤独だけではなく、ドラゴ自身も抱えていた孤独を表現しているところに、好感が持てます。

ドラゴの孤独を描いている点において、この作品の『格調』は上がってでしょう。

 

たたの悪の権化にしなかった点が、良かったです。

 

この映画が、単なるエンターテイメント重視で終始しなかったのは、『両陣営の孤独感』を描いた点に尽きます。

 

第一作品から受け継がれている、登場人物の孤独感が、この作品にも反映されています。

それは、ロッキーシリーズに流れる『血』でもあるでしょう。

 

 

映画『ロッキー』が大ヒットしたのは、ボクシングを主題として、ヒーロー物の娯楽作品で終始しなかった点です。

 

つまり、ロッキーが抱えた孤独感は、万人の共通する孤独感であり、それが映画ファンに支持を受けたからです。

その歴史を踏まえると、第二作品は、伝統を受け継いでいると言えるでしょう。


 

ネタバレ無しの映画評であるため、感想は、ここまでにします。

あとは、皆さん、映画館にて!!

 

 

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