トニー・マサキ ライフブログ~メソード・ハピネス~

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「映画『ファーゴ』は、実話を扱ってなかった」という事実を、言及してみた!

      2017/03/01


皆さん、こんにちは!!

今日は、ある一つの映画についての話題を取り上げたいと思います。

 

映画『ファーゴ』をご存知でしょうか?

ジョエル・コーエン監督、イーサン・コーエン脚本、1996年の公開作品です。(製作国・アメリカ)

ノースダコタ州の都市ファーゴを主な舞台として、狂言誘拐をめぐる人間模様と、そのおぞましさを描いた作品です。
アカデミー賞にて、主演女優賞と脚本賞を獲得。

コーエン兄弟の映画は、批評家には高い評価を受けるものの、興行的には振るわない傾向にありました。しかし、この作品は、世界中で大ヒットとなり、代表的な作品として、いまだに人気の高い映画です。

 

実は、この映画の冒頭において、
「これは、実話である。」(THIS IS TRUE STORY.)という一文が画面に映ります。

つまり、実話を描いた作品だと、観客に訴えます。

 

ところが、ところが、ところが、、、。

この作品は、実話を基にした作品でもなんでもなく、完全なフィクションであるとのことです。
コーエン兄弟の演出だそうです。

私も最近知りました。

この映画をはじめて鑑賞したのは、公開当時です。その時は、完全に実話を基にしていると思い込んでいました。そのため、人間の欲望に駆られた恐ろしさや愚かさに対して、考えさせられる内容でした。

多くの観客にとって、私と同じような印象を受けたでしょう。この映画に、のめりこんだ要因でもあります。

もし、当時フィクションであると知っていたら、やはりリアリティーとしては、半減したと思われます。

 

映画に詳しい知人に、

「実話ではないのに、実話だと表示するのって、ありなのかな?」 と質問してみました。

 

すると、知人は、

「日本で同じことやったら、大問題だろうな。と一言で答えました。

 

私も、同意見です。もし、日本で、このようなことをやったら、マスコミは大叩きするでしょう。
「詐欺だ!騙しだ!」と騒ぎ立てるかも知れません。

ところがアメリカ映画では、この手法さえも許容してしまう・・・。そこに凄さを感じさせられます。

 

映画というエンターテイメントの範囲内であり、一つの演出として評価されたのでしょう。
そして、この映画に、まで与えるくらいの高い評価を下していること。

あくまで映画であることに対する割り切りさえも感じます。

もし、その許容と懐の深さが無ければ、瞬く間に訴訟になったことでしょう・・・。なにせ、アメリカですから(笑)

 

そして、コーエン兄弟の、この作品に対する断固とした意思表示も感じるわけです。

映画だけではなく、テレビのバラエティーでも、「エンターテイメントとして、許容範囲であるかどうか」をどこまで判断できるか・・・。

 

~映画『ファーゴ』は、実話ではないのに、(演出的に)実話であったかのように表現されていた事実~

日本人の(エンターテイメントにおける)度量が、どこまであるのかを考えさせられる情報であると私は思います。

日本国内において、とくにメディアでは、生真面目なまでに、ある事例を叩く傾向にあると印象を受けます。
しかし、包容力によって、ある事例に関して、ユーモアで返すということは、時には必要ではないでしょうか?

 

映画『ファーゴ』における、このコーエン兄弟の挑戦的手法は、エンターテイメントに関する捉え方に関して、問題提起を掲げているように思います。

皆さん、どう思われますか?

 

では、本日も人生の素晴らしいステージを謳歌してください!!

 

 

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