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『ジョジョの奇妙な冒険』の作者・荒木飛呂彦さんが、椛島さんに伝えられた言葉とは?

      2016/12/11


皆さん、こんにちは!!

仕事先、職場、あるいは芸術活動などなど、人生の場面・場面で知り合うことが出来た方々と、そのアドバイスが人生を左右するケースは、世の中、数多くあります。

ある一人の人物との出会い、その人による言葉の重みによって、個人が発展する、あるいは、その逆のパターもありえます。
人生の分岐点に出会った人物によって、その人の運命が決まってしまうこと。人との出会いは、未来に関しての重要な要素であることは間違いないでしょう。

 

漫画『ジョジョの奇妙な冒険』の作者・荒木飛呂彦さんによる印象的な発言がありましたので、ご紹介します。

 

「少年ジャンプに持ち込みの電話をして、出たのがたまたま初代担当の椛島さんという方でした。彼の影響がなければ、今のような漫画は描いていないんですよ。彼が、ずっと『ジャンプでマイナーをやろう』と鼓舞してくれていましたから。『メジャー誌にマイナーが載っているから面白いんだよ!』と。それで自由にやれたんです。」

 

当時の荒木飛呂彦さんにとって、椛島さんの言葉が、心強かったと思われます。第三者が理解するよりも、はるかに勇気を与えられた言葉ではないでしょうか。

漫画雑誌の中でも、もっともメジャーであり、誰もが知っている週刊少年ジャンプ

北斗の拳、キン肉マン、ドラゴンボール、キャプテン翼など、全国の少年少女に絶大な人気を集めた名作漫画の数々。その中に割って入るには、クオリティーが相当高い漫画である必要があったことでしょう。

 

当時の荒木飛呂彦さんにとっては、限りなく敷居の高い状況であったことは想像出来ます。
その時に、椛島さんから、メジャー誌にマイナーが載っているから面白い!」と言う言葉を頂いたこと。

『荒木飛呂彦さんの完全なる独自色を発揮できるシチュエーション』が確立されたことになります。

もはや、『名言とも言えるレベルだと思います。
『マイナー』という言葉は、この場合、『マニアック』と言い換えることが出来るのではないでしょうか?
マニアックという言葉は、とても肯定的なフレーズでもあります。

 

~知る人ぞ知る作品。私だけが知る、推奨の作品~

このように捉えられたとき、いわゆる『コアなファンが定着化していきます。それは、漫画家のみらならず、全てのアーティストにとって大きな支えとなることでしょう。

継続して応援してくれる読者(ファン)が居てくれることで、自らの作風を維持し、長期に渡り、連載できるからです。ジョジョの奇妙な冒険は、他のジャンプ掲載漫画と比べても、荒木飛呂彦さんの画風や内容に独特さがあり、雑誌そのものクオリティーやお得感をアップさせることに大きく貢献したと思われます。

週刊少年ジャンプという漫画雑誌全体のイメージアップへの貢献は計り知れないでしょう。

 

もし、当時、椛島さんが、荒木飛呂彦さんに、否定的な見解を述べていたとしたら、どうなったでしょうか? 荒木飛呂彦さんの、独創的な発想と作風が、表舞台に出なかった可能性が非常に高いです。

つまり、現在までに、『ジョジョの奇妙な冒険』の発行部数・9500万部以上が実現しなかったということになります。

 

まさに、椛島さんの言葉が、荒木飛呂彦さんの漫画家人生の運命を左右する言葉であったことは言うまでもありません。

会社、各組織、共同活動などなど、あらゆる場面で、関係する人物と遭遇します。その人物の発言が、個人の運命を左右することも少なくありません。

荒木飛呂彦さんへの椛島さんの言葉は、『誰も描けなかった、新しいもの』を世界に生み出したことに関する『成功例』であり、ぜひ、参考にすべきです。

 

アーティストにとって、背中を押してくれて、サポートしてくれる人物との出会いが、とても重要であることを痛感させてくれるエピソードでした。

 

では、皆さん、本日も、輝かしい人生のステージをお過ごしください!!

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