すぐに怒鳴ったり・怒ったりする人に捧げたい、ティク・ナット・ハンさんの佇まい
2017/05/28
皆さん、こんにちは!!
突然の質問ですが、皆さんの周りに、「すぐに怒鳴ったり怒ったりすることが習慣づいている人」って、いませんか?
知人、あるいは職場の人の中に、です。
私も過去に、何人か、そのような人に出くわしたことがあります。
とにかく、何か気に食わないことがあれば、すぐに怒鳴りたてることを繰り返してしまう人です。
これは、ほんとに困ったものです。
まだ、20代前半とかならば、多少は、許せるでしょう。人生経験も、まだ長くないので、自分の感情をコントロールできないのは仕方ないかと思います。
しかし、やっかいなのは、30歳以上を過ぎて、この習慣が抜けきれない人です。
習慣とは、恐いものです。
感情をコントロールできなかったら、そのまま『感情をコントロールすることが苦手』という習慣が染みついてしまいます。
そうなると、なかなか、治りません(笑)
私が出くわした方にも、自分の感情をコントロールできない状態に陥ったままの人がいました。
一日、とても上機嫌で、気さくに会話していました。
ところが、次の日、何が不満なのか、機嫌が穏やかでなく、顔にも、それが表れています。
で、自分の気に食わないことがあると、火が点いたように、怒鳴ってくる・・・。
一体、どうなっているのでしょう?
昨日、あれだけ感じの良かった人が、次の日、訳もわからず、怒鳴ってくる・・・。
「もしかして、二重人格??」
そのように、勘ぐったりもします。
つまり、「思考から抜け出せない人」だと思われます。
不安に駆られてしまう心理から抜け出せず、どうして良いのかと、頭で処理できないから、思わず怒りの感情をぶちまけてしまう。
『思考』が妄想になり、そして自分を苦しめる負のスパイラル。
それが習慣づいているため、同じ行為を繰り返しています。
自分の部屋で、ひとりで怒りをぶちまけたりするのなら、いっこうに構いません。
困るのは、他人に、ぶつけてしまう点です。
このような人に、ぜひ知ってほしい人が居ます。
その人の名は、ティク・ナット・ハンさんです!
ベトナム出身の禅僧であり、人権運動家、学者であり、詩人をされています。アメリカ、フランス、日本など世界各地で瞑想会や講演会をされていて、ダライ・ラマ14世と並んで、20世紀から平和活動に従事する代表的な仏教者です。
歩き瞑想法(ウォーキング・メディテーション)を推奨し、人としての真実の生き方を伝えられいます。
YOU TUBEなどで、ティク・ナット・ハンさんの動画が、数多く流されています。
さまざまな職業の人たちが、悩みを打ち明けて、一つ一つの質問に答える「質問会」の模様も動画アップされています。
質問に対して、言葉を選びながら、淡々と丁寧に答えられています。
その静かな佇まいは、感心するばかり。
そして、気品と崇高さも漂います。
自分の感情と向き合い、自らも瞑想を実践してきた人だからこそ、醸し出される人間的深み。
もちろん、ティク・ナット・ハンさんも人間ですから、喜怒哀楽の感情の持ち主でもあります。
ただ、『感情』に対する確固たる認識があるから、相手を不快にさせる感情表現などは、おそらく皆無でしょう。
ぜひ、怒り・憤りの感情にまかせて、人に迷惑をかける人には、ティク・ナット・ハンさんの動画を鑑賞してもらいたいものです。
そして、そうではない方にも、ぜひ観てもらいたいです。
オススメの動画を添えておきます!
ティク・ナット・ハンさんの、静かな佇まいの美しさを目の当たりにするでしょう。
では、皆さん、本日も素晴らしい人生のステージをお過ごしください!!