恩師との再会 ~蘇る、Zen Hirano Acting Communityでの日々~
皆さん、こんにちは!!
当ブログの、自己紹介欄にもありますように、私は、名門ニューヨーク・アクターズ・スタジオ東洋人初の正会員ゼン・ヒラノ先生が創設された俳優養成専門機関『Acting Community』にて、10年間、在籍していました。
山梨県河口湖町にある3階建ての別荘を、先生自らの手で、スタジオ兼ご自宅に改築。
専門技術を学ぼうとする俳優たちと、朝5時から起きて、ゼン・ヒラノ先生による指導を含めた2時間のトレーニング。
ゼン・ヒラノ先生直伝による、『リー・ストラスバーグ メソード』、『マイケル・チェーホフ メソード』、『太極拳』など俳優表現に必要なテクニックを学びます。
夜も、町の協力による舞台公演の練習や、勉学・自主練習に2時間以上。
このようなカリキュラムを基本として、毎日が進みます。
先生とともに、生活を共にするという『住み込みスタイル』
受講生は、俳優としての力量、精神力、美的センス、そして、人としての優しさ、思いやり、協調性の大切さも、学びます。
俳優というカテゴリーを通り越して、『人間としての在り方』を向き合う、かけがえのない場!
それが、『Zen Hirano Acting Community』です!
私は、ここで10年間の瞬間(とき)を過ごしました。
ゼン・ヒラノ先生、そして妻であり女優のミユキ・ヒラノ先生、寝食を共にした俳優の仲間とともに「私の人生の礎を構築させてくれた時間」と言っても、過言ではありません。
あれから約4年。
久しぶりに、私は、ゼン・ヒラノ先生に、お会いするために、河口湖に向かいました。
今回は、武部奨・亜実夫妻、『古武道・結』
快晴の河口湖町。
14時に、スタジオに到着にし、いよいよ、ゼン・
「皆んな、よく来てくれたねー‼︎」
やはり、ここが、心の故郷であり、私の今現在を築いてくれた、
二階のゼン先生の広大なるプライベートルームに通されました。
10年の在籍の間、何度も見た、この空間、、、。
しかし、
「ゼン・
そして、私たちに、「本物の演技とは、どのようなものか」「
あの頃と何も変わらないゼン先生の情熱的教え。
当時、難関中の難関だった、『ニューヨーク・アクターズ・
そこから発せられるエネルギーの強さ。
いま正に、「『恩師 ゼン・ヒラノ』が、私の目の前にいるんだ!」
ゼン先生の話が終わり、そのあと、庭に出ました。
ミユキ・ヒラノ先生を中心に、まるで輪を描くように、
いま現在、広く一般の方々に、この場所は解放されていて、
素晴らしいことだと思います。
各分野で活躍されている方々が、人を思いやり、交流し、
月日が流れて、愛と美の場として、この場所は『昇華』されたのだと、
そして、その後、私たち全員で、3階のスタジオ(稽古場)に足を運びました。
まさに、ここが、
私を成長させてくれた場所。
私を磨かせてくれた場所。
『本物の演技とは何か』 その本質に迫るために、
人を演じる喜びと厳しさを知った場所。
仲間と共同で、作品を作りあげる楽しさと重みを痛感した場所。
雨の日も、風の日も、雪の日も、暑い日も、寒い日も、
そして、ゼン・ヒラノ先生に指導を受けた唯一無二の神聖な場所。
四年の月日を経て、私は、ここに立ちました。
いま、このスタジオの中に立ち、目の前に広がる光景が、原風景。
全ての思いが凝縮された瞬間。
そして、現在地でした!
2017年4月15日、16時。
私たちは、ゼン先生、ミユキ先生に、挨拶をし、
ゼン先生は、「また、いつでも、ここに来なさい!」と言い、
そのゼン先生の姿を忘れることは無いでしょう。
まさに、私たちの、永遠なる恩師であります。
私が思うのは、『Zen Hirano Acting Community』があっての、「今、この瞬間」が存在している、ということです。
今、この瞬間があるのは、あの頃があったから。
それを確かめるための、「恩師への訪問」であったのかも知れません。
すべては、今この瞬間・・・。
時は、刻々と流れていく。『宇宙の大きな流れ』があるのなら、その渦の中に、私は存在しているのでしょう。
『Zen Hirano Acting Community』での日々は、まさに、「私の心という名の宇宙の一部」。
今なお、私の中で、あの頃は、燦然と輝いています。
恩師への感謝の気持ちと共に、私は、これからも前に進みます!
~蘇る、Zen Hirano Acting Communityでの日々~
そして、私は、今この瞬間を生きる。