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『人の断捨離』という発想

      2019/01/06


 

皆さん、こんにちは!!

断捨離(だんしゃり)という言葉をご存知でしょうか?

ウィキペディアでは、こうした形で説明されています↓


●断捨離は、「もったいない」という固定観念に凝り固まってしまった心を、ヨーガの行法である断行(だんぎょう)・捨行(しゃぎょう)・離行(りぎょう)を応用し、

  • 断:入ってくるいらない物を断つ。
  • 捨:家にずっとあるいらない物を捨てる。
  • 離:物への執着から離れる。

として不要な物を断ち、捨てることで、物への執着から離れ、自身で作り出している重荷からの解放を図り、身軽で快適な生活と人生を手に入れることが目的である。ヨーガの行法が元になっている為、単なる片付けとは一線を引く。

著者であるやましたひでこ自身も、物を溜め込む母親に対して毒親視するような感情が、断捨離を行うことによって改善したと語っている。また、著書群の説明において、以下のように語っている。

「日本では伝統的に「もったいない」という観念・考え方があるが(これはこれでひとつの考え方・価値観ではあるが)、この考え方が行き過ぎると物を捨てることができなくなり、やがてすでに使わなくなったモノ・将来も使うはずがないモノなどが家・部屋の中に次第に増えてゆき、やがては自分が快適に居るための空間までが圧迫され、狭くなり、また人は膨大なモノを扱うのに日々 膨大な時間や気力を奪われるようになってしまい、知らず知らずのうちに大きな重荷となっていて心身の健康を害するほどになってしまう。」

後に様々な著者によって、断捨離を扱った本が出版されるようになった。自分と物との関係だけでなく、仕事人間関係にも断捨離を実践することをすすめる書物も出版されるようになった。断捨離は、「断・捨・離」として2010年の流行語にも選ばれ、近年では断捨離を実践する人を「ミニマリスト」と呼ぶことがあるが、著者のやましたひでこ自身は、断捨離とミニマリストを明確に区別している。


 

日本では、一般的には、家にある余計な物を捨てたりして、風通しを良くし、運を高めたり、日常における心理状態を改善するための手段として、認知されているのではないでしょうか?

先日、私の知人から、このような主旨の言葉を頂きました。

 

「いまは、【人の断捨離】をしている最中。これまでと違って、どうしても波長の合わない人とは無理に付き合わないようにしている。」

物ではなく、人が対象の断捨離。

 

この知人は、これまでの人生で、人と沢山会う機会が多く、感性が合わず不快な気持ちにさせられる人と接することが多かったらしいです。

 

ですが、話を聞くと、年齢を重ねるに連れて、知人の多さよりも、知人の質を重きにする方向に舵を切ったとのこと。

この人は、その行為を【人の断捨離】と表現していました。


 

なるほど!

大切なことかも知れませんね。『友達が多い』というのが、一つのステータスとも捉えがち。一般社会の認識にも近いと思われます。

ですが、友達全員が、自分に恩恵を与える人物かと言えば、そうでないのも事実だと思います。

 

ある時、突然、自分を裏切る友人も存在します。

 

『友達の多さ』を最優先にするのではなく、『友達の質』にも着目すべきかも知れません。

 

強迫観念に、無理に付き合っていた人に神経を使うことも、時間の浪費でしょう。

むしろ、友達が少なくとも、感覚的に繋がりあえる知人を大切に、彼らとの時間を共有するほうが、時間を豊かに使えると思います。


 

『人の断捨離』

現代社会における、最適な発想であると、私は考えています。

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