希少価値あり!『誰も死なないSFアクション映画』
皆さん、こんにちは!!
映画にも、いろいろなジャンルや物語があるもので、年々、様々なスタイルの作品が次々に増えていっています。
その中で、SF映画やアクション映画は、興行的にも成功を収めるケースも多く、ファンも多いことは周知の事実でしょう。
しかし、この両者の特徴として、暴力シーンや殺人シーンも非常に多く含まれています。
悪人が弱き者を殺す。逆にヒーローが悪党たちを殺す。
そのため、R-15指定、R-18指定などによって年齢制限された作品も数多く存在します。
物語的に、暴力シーン、殺人シーンがどうしても必要とされるのならば、それは致し方ないでしょう。
ところが、SF映画やアクション映画において、殺人シーンがない映画、つまり『誰も死なない作品』も非常に少ないですが、存在します。
今日は、SF&アクション映画における『誰も死なない作品』について紹介します。
それは、ご存知、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズです。
SF映画のジャンルに当てはまります。主人公マーティがタイムマシン・カーのデロリアンに乗って過去・未来を行き来し、奮闘するというよりも物語。
この作品には、ビフなどの悪役も登場しますが、3部作中、誰一人、死ぬことはありません。
実は殺人シーンも撮影されていたとのことですが、カットされたそうです。
その甲斐もあり、ファミリーで楽しめる映画として成立しました。
殺人シーンのカットが、大ヒットの大きな理由でもあるでしょう。
SFアクション映画において、「誰も死なない」という物語設定でありながら娯楽作品として成立させるのは、非常に高度であり難しいように私は思います。
【善玉、悪玉】
この両者の戦いや葛藤が観客の注目をひきますが、その際に、過度な暴力描写は、どうしても導入されてしまいます。
ただ、その方向性は、観客の注目をひく安易な手法なのかも?
もし作り手に、その意図があるならば、少々疑問に感じます。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズは、暴利描写、殺人シーンに頼らないで、エンターテイメントを貫く精神が宿っているように映ります。
『誰も死なない』設定で、なおかつエンターテイメントを成立する、、、。
そのスタンスに、尊さを感じるのは、私だけでしょうか?
皆さん、いかがですか?