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スティーブ・ジョブズが語った『将来』に必要な能力~目に見えない力~

   


皆さん、こんにちは!

各分野で偉大な功績を残した人物が発した言葉。
それらは、体験から滲み出たワードであり、他者にストレートに真理を伝えてくれています。

社会で生きる多くの人々は、『名言』からインスピレーションを受け取り、生きるための指針として利用します。本屋では、「名言集」が何冊も置かれてあり、それだけニーズが多いからでしょう。

 

当ブログでも、

7月28日更新の、タイトル『北野武さんの名言と私の体験』
8月7日更新の、タイトル『オードリー・ヘップバーンさんの名言は、私たちへの幸せ指南』
10月25日更新の、タイトル『イチロー選手が語る、「~をしながら」練習法が能力を開花させる意味』

などなど、一つの名言から理解できることを記事に掲載し、とても好評でした。

これからも、私自身がインスピレーションを受けた名言を紹介し、少しでも新しい視点を皆さんに提供すべく努めていきたいと思います。

 

では今回、ご紹介した名言がありましたので、記載します。こちらです!

 

『抽象的思考や論理的分析よりも、直感的な理解や意識の方が重要だと気づいたんだ。』
                                  (スティーブ・ジョブズ)

 

私自身、日本の義務教育において、知識の詰め込みを重視し、知恵に関して重んじる傾向ではなかった時期を経験し、今、この名言が身に染みる思いです。

目に見えないもの、すなわち『自分自身の感覚』に対して、どちらかと言うと、信用し切れていない習慣が私の中で強かったと思われます。言い換えれば、直感を上手く使いこなせない自分です。
そうなった場合、何かを選択する上でも、「中庸を行く」という傾向になってしまいます。

当たり障りのない結果しか生まずに、突出した発想(独創的な発想)が生まれにくい状態です。それは、私だけではなく、日本人全体にも当てはまることではないでしょうか?

 

奇抜な発想を表さないこと。人と違ったことをすることが億劫でもあること。
そうした心理は、直感的な理解や意識の範囲とは「逸脱」した状態でしょう。

ところが、心に起きたことは無限なる創造性があり、独創的であると思われます。その声に、単純に耳と傾けていないだけだと私は思います。

 

このジョブズさんの発言は、生前、日本文化ならびに仏教や禅の教えに傾倒したことにも起因しているものと思われます。

ウォルター・アイザックソン著、井口耕二訳『スティーブ・ジョブズⅠ』(講談社)にて掲載されているジョブズさんの発言が、ご自身の考え方を端的に示していると思われます。

 

『インドの田舎で7ヶ月間を過ごしたおかげで、僕は、西洋世界と合理的思考の親和性も、そして西洋世界のおかしなところも見えるようになった。じっと座って観察すると、自分の心に落ち着きがないことがよくわかる。

 静めようとするともっと落ちつかなくなるんだけど、じっくりと時間をかければ落ちつかせ、とらえにくいものの声が聞けるようになる。このとき直感が花ひらく。物事がクリアに見え、現状が把握できるんだ。ゆったりした心で、いまこの瞬間が隅々まで知覚できるようになる。

 いままで見えなかったものがたくさん見えるようになる。これが修養であり、そのためには修行が必要だ。』

 

上記の発言が、東洋人ではなく、アメリカにて情報通信の革命者であった方の認識であるが故、なおのこと興味深いものがあります。

行き過ぎた資本主義や商業主義による弊害が起き、人としての在り方や生き方を問われる時代になってきています。

そこで問われるのは、目に見えない力、直感、想像力という、言わば『未知なるもの』に根ざした豊かさ・自由奔放さではないでしょうか。

 

知識詰め込み型での教育制度では教われなかったもの。
あっと驚く思わぬイマジネーションの必要性。

こうした意見は、ここ数年、様々なメディアでも問いかけられていることかも知れませんが、あえて当ブログでもスティーブ・ジョブズさんの名言をお借りし、意見させていただきました。

 

いま一度、アップル社のロゴをじっくり見てください。
向かって右側が欠けた、有名なリンゴのマークです。

このロゴを観て、何を感じるか。 その感じたものにこそ、ジョブズさんの名言への真の理解を導いてくれるでしょう。

 

では、皆さん、本日も素晴らしい人生のステージをお過ごしください!

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