トニー・マサキ ライフブログ~メソード・ハピネス~

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『演技』における、2つのスタイルをご紹介! ~その融合の果てに~

      2017/06/12


皆さん、こんにちは!!
今日は、久々に、演技のカテゴリーの話を記載します。

役者・俳優が奏でる『演技』には、実は、二種類のスタイルがあります。

1つは、
説明の演技(紋切り型)

もう1つは、
体験の演技(メソード型)

 

前者は、役の心情を手振り身振り、台詞を駆使して観客に伝える演技スタイルです。

後者は、役の心情を舞台や映画撮影において、決めらた時間と場所で、本当に実体験する演技スタイルです。

 

わかりやすい、例をあげてみましょう。

役が、恋人に恋をしてしまうシーンがあったとします。

 

説明の演技スタイルでは、このシーンで、「君を愛しているよ!」言いながら手を広げるジェスチャーすることで、恋心を表現します。

一方、体験の演技スタイルでは、相手役に、本当に恋に落ちてしまって、胸がトキメキ、つい頰を赤らめる表現になります。

 

もう1つ、例をあげてみましょう。

暴力的な男が、ある人物に、殺したいほどに怒りを覚えるシーンがあったとします。

 

説明の演技スタイルでは、このシーンで、「お前を殺してやる!」と大きな声で、がなり立てて、身振り手振りを駆使して、相手を威嚇する仕草をし観客に伝えるべく怒りを表現します。

体験の演技スタイルでは、相手を見るだけで、目が血走り、殺したい衝動に駆られ、台詞を発しなくても、その場に立っているだけで、相手に恐怖心を与え、観客も思わず怯むくらいの表現に至ります。

 

説明の演技スタイルは、歌舞伎に代表される『型の演技』の系譜に沿っています。

体験の演技スタイルは、ロシアのスタニスラフスキーシステム、あるいはアメリカのメソードテクニックの系譜に沿っています。

 

そして、もし、この両スタイルが、融合された場合、演技における『神業』(名人芸)となります。

 

映画『ドン・キホーテ』のシャリアピンさんの演技あるいは映画『王将』における阪東妻三郎さんの演技に、この演技における『神業』が垣間見れます。

シンプルに述べてみました。参考までに!

 

では、皆さん、本日も素晴らしい人生のステージをお過ごしください!!

 - 演技・演劇