NHKドキュメンタリー番組『ドラゴンクエスト30年 そして新たな伝説へ』での、鳥山明先生の本音
2017/01/14
皆さん、こんにちは!!
昨年12月29日に、NHK総合テレビにおいて、『ドラゴンクエスト30年 そして新たな伝説へ』というドキュメンタリー番組が放送されました。
1986年に発売されて以来、30年が経過。
いまなお、日本のおけるロールプレイングゲームの主軸として君臨するドラゴンクエストシリーズ。生みの親である堀井雄二さんや、音楽担当の、すぎやまこういちさんを初め、ゲームに関係してきた様々な方々の声をもとに、ドラゴンクエストの魅力を伝えるドキュメントでした。
番組の中で、キャラクターデザインを担当してきた漫画家の鳥山明先生のメッセージも紹介されました。
「ドラゴンクエストのキャラクターデザインは、楽しくもキツい仕事です。今は、ほとんどメインの人間たちばかりで、そんなに多くのデザインをするわけではないですが、なにしろデザインを担当するキャラクターたちは、基本的にマジメないい連中です。
個人的には、あまり興味のない健全なキャラクターなんて、そんなにバリエーションを持っていません。しかもファンタジーとはいえ、ある程度の時代設定をはずしてデザインするわけにもいかず、回を重ねる度にドンドンつらくなっていき、まさに騙し騙し描いているような状況です。
細かく指定されるデザイン設定も自由度が低く、たまに妙なデザインを楽しんだりすると、やはりボツになってしまい、昔のように、なんでもない雑魚モンスターを好きなように描かせてもらっていた頃を懐かしく思うこともあったりします。」
鳥山明先生による本音が伝わってきます。
『ドラゴンクエスト』
これは、
ゲーム自体の『規模』が大きくなると、当然「制作のための費用」
いかに、購入者のニーズに応えることができるか・・・。
その観点からの、ゲームキャラクターの魅力に関しても、
致し方ないとも思われますが、
ただ私が思うに、ボツになったゲームキャラクターこそ、
ですから、
ボツキャラクターが主人公の「ドラゴンクエスト外伝」みたいな企画を
マニアックな対象というのは、人には魅力的に映るものだと思います。
「私にしか知らないであろうマニアックな本や漫画。
その人自身の、こだわりがあるものには、愛着も強いものです。
正に「究極のマニアックさ」
当番組は、ドラゴンクエストに携わってきた方々の知られざるエピソードも数多く紹介されていて、とても面白かったです。このゲームに対して、たくさんの人たちが、自らのこだわりを追求してきたかが解ります。
私も、ドラゴンクエストの魅力に取り憑かれた一人。
~ゲームを媒介にした、『クリエイターたちの集大成』~
それが、ドラゴンクエストであると思います!
では、皆さん、本日も素晴らしい人生のステージをお過ごしください!!