映画『エクス・マキナ』~アンドロイドであることを信じさせる技術~

   


皆さん、こんにちは!!

本日は、映画『エクス・マキナ』に関しての映画評論です。

現在、ブログサークル(SNS)にて、フォローさせて頂いてております、いごっそう612さんと、Jeton(ジェットン)さんのブログにおいて、映画『エクス・マキナ』についての記事を読み、私も感化されて、今回鑑賞してみました。

 


 

いごっそう612さんのブログ記事は、こちらです!

【エクス・マキナ】恐怖のAI!未来の世界はマジ怖い!

 

Jetonさんのブログ記事は、こちらです!

エクス・マキナ(EX MACHINA)の意味を考えながら観てみた映画レビュー!エクス・マキナ(EX MACHINA)とはEXIT MACHINEってことか?


 

2015年制作 アレックス・ガーランド監督が、脚本も兼ねた作品です。第88回アカデミー賞視覚効果賞を受賞。批評家からも、高い評価を獲得しました。

 

【あらすじ】
有名IT企業で働くプログラマーのケイレブは、ある日抽選で、社長のネイサンの自宅を訪れる権利を得る。山岳地帯の奥にある自宅に、ケイレブはヘリコプターで移動。そこで、ネイサンと遭遇したケイレブは、この自宅が、人工知能の開発研究施設であることを明かされる。そして、女性アンドロイドのエヴァと初対面。会話を続けるうちに、人間とアンドロイドの立場を超越した関係へと進行していく・・・・。

 

当ブログは、『俳優技術の観点から』と銘打っていますので、その観点から、この作品の見どころを論評していきたいと思います。

やはり、もっとも着目すべきは、「俳優がロボット(アンドロイド)をいかにリアルに演じているか」が、キーワードでしょう。

 

女性アンドロイド(エヴァ)を演じた女優のアリシア・ヴィキャンデルさんは、この映画で迫真の演技を見せています。

アンドロイドをリアルに演じるには、『外見は人間でも、中身は機械』というキャラクターが、必要不可欠です。ここは、絶対に外せない要素です。つまり、『あたかも人間であるようだが、間違いなくロボットそのものである』という印象を観客に信じ込ませる演技です。

 

カクカクした動きで、俳優が、(ステレオタイプな)ロボットらしいジェスチャーをしても、観客にとっては、それがだとバレるでしょう。

 

動かず、ただ存在しているだけで、アンドロイドに違いないと観客に信用させれば、演技的には成功していると思われます。その観点からすれば、アリシア・ヴィキャンデルさんの演技は、秀逸です。自らの才能と、想像力をフルに使った結果そのものでしょう。

もし、この点で、俳優の演技が上手くいかなかった場合、映画『エクス・マキナ』自体が、崩壊するでしょう。いかに、エヴァのキャラクターゼーションが映画の根幹を担っているか、その比重が解ります。

 

私にとって、アンドロイドの演技として、外すことのできないのが、スティーブン・スピルバーグ監督『A.I.』におけるハーレイ・ジョエル・オスメントさん(ハーレイ少年)の演技です。(私の見地からですが)現代、DVDなどで鑑賞できる最高峰の演技だと思われます。

(※関連記事 8月5日(カテゴリー:映画)・タイトル【映画『A.I.』で魅せたハーレイ・ジョエル・オスメントの天才性】)

『人間に成り代わりたいと願望するアンドロイドそのもの』が、ハーレイ少年で体現されています。もはや、演技を超越している感じがします。実際に、アンドロイドが、そこに立っているという強力な実在感が、醸し出されています。

 

繰り返し述べますが、アンドロイドを扱った映画は、そのアンドロイドを演じた俳優の演技の質が、大きなウエイトを占めています。いくらCG技術を駆使しても、俳優の技量を補うまでには至らないでしょう。そこは、演者の役割です。

(はっきり言って、アンドロイド映画の成功は、アンドロイドの演技がすべてです!)

 

結論として、映画『エクス・マキナ』の成功は、アリシア・ヴィキャンデルさんの演技のリアリティーによって、もたらされたことは間違いないでしょう。

 

~外見は人間としか思えないアンドロイドが居るが、(人間によって)精巧に作られたアンドロイドそのものである~

観客が、ここに納得できるかどうか。アンドロイドというキャラクターの成立・不成立は、ここに集約されてます。

 

以上、私の観点からの本作の論評ですが、アンドロイドと人間の関係性を考えさせてくれる作品です。
ご興味のある人は、ぜひ鑑賞してみてください!

では、皆さん、本日も素晴らしい人生のステージをお過ごしください!

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