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縄文式土器が教えてくれる日本社会のこれからの在り方~前川製作所会長・前川正雄氏の発言による真実味~

      2017/01/24


皆さん、こんにちは!!
2017年が始まり、当ブログにおきまして、1月2日の記事「夢の定例会〜夢は、親しき友人たちと共に〜」や、1月18日の記事「『フュージョン(融合)・マーケティング』~ジェイ・コンラッド・レビンソン氏の説得力ある提言~」をアップしたように、自分1人ではなく、人との繋がりで、互いに発展することが大切であると私は最近考えています。

 

個人のみの力ではなく、共同で力を合わせて行動することにより生み出すエネルギー。それは絶大であり、個々の創造性をさらに高める効果を生むに違いありません。

 

最近、こうした観点を強く持つ私にとって、先日、とても感銘を受ける言葉に出会いました。

 

前川正雄さんという方の発言です。

「縄文時代の石器や土器を見ると、非常に精密なことに驚かされます。個人の技ではなく、共同体の技でしょう。その頃から日本では共同体がしっかり根付いていたのです。大陸のように、大規模な戦乱がなく、平和が長く続いたことが大きいのではないでしょうか。我々は大陸国家に生まれなかった幸せをよほど噛み締める必要があります。」

 

前川正雄さんは、業務用冷凍・冷蔵機メーカーの前川製作所会長であり、38年に渡り同社の社長・会長を務めました。著書にモノづくりの極意、人づくりの哲学 21世紀の「モノづくり」は日本を中心に回る』などがあります。

こうした視点から、縄文時代の石器や土器を見る機会はありませんでした。前川正雄さんの発言の通り、たしかに共同体の技なのかも知れませんね〜。

 

1人の人間の天才的想像力では不可能なレベルのデザインと創りも言えます。
機能性や便利性よりも、想像性を重要視したかのようなアートなデザイン。

当時の日本人によるスペシャルな感受性を表していますし、彼らが何を目指していたのかが垣間見れます。

 

前川正雄さんの言葉が真実なら、何かを生み出すのに、共同で営むことが、突出した結果を生み出すという証明を縄文式土器は教えてくれます

そして、平和だからこそ、生み出されたものでもあるでしょう。平穏な毎日が人々の創造性を飛躍させること。

これは、現代において、とても重要とされるポイントだと思われます。内からも外からも、もたらされた平穏な心理。つまり、リラックスの存在。それなくして、スペシャルなモノは生み出されないでしょう。

 

前川正雄さんの発言と、縄文式土器のデザイン性は、「現代において、何が本当に大切か」を教えてくれると私は思います。

共同だからこそ実現される表現領域。

しかし、表現に留まらず、広く社会の場で適用される話ではないでしょうか?

 

現代日本人が忘れかけていることを、先祖の日本人が教えてくれています。

 

では、皆さん、本日も、貴重なる人生のステージをお過ごしください!!

 

 

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